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バス釣り

鶴見川釣行。初めてのブラックバス

2013年8月5日 釣行記

夏の日差し

8月に入りいよいよ本格的に夏が始まった感がある。
日々の通勤電車も普段のすし詰め状態から若干の余裕が出てきた。

こりゃ、うかうかしているとまたしても一瞬で夏が終わってしまうぞ。
人生あと何回夏が楽しめるだろうか。

人生80年としても数える位しか夏が来ない。
今の一瞬をしっかり楽しもうじゃないか。

日々の仕事を忘れさせてくれ夢中にさせてくれる「釣り」に出会えた事に感謝したい。

ブラックバスを追い鶴見川に挑んで早一ヶ月立つ頃だが・・・。

休日のみの釣行とは言え、そろそろ一本欲しい所だ。

そんな思いを胸に秘めながらの8月3日土曜日。
念願のマイロッドを手に入れた「茶柱君」を誘い家を出たのが早朝4時半。

日中は灼熱地獄で釣りにならない為、朝1か日没間近しか楽しめない。

いそいそと鶴見川の有名ポイントへ自転車を走らせる。

まだ4時台だというのに候補のポイントにはすでに数名アングラーが入っているようだ。
皆考える事は一緒か。

さて、我々の狙いのポイントに到着。
まだ時刻は5時前だ。

さっと仕掛けを結びいざキャストと水面を覗きこむと、おや、どうした事だろうか?
水量が随分少ない・・・。

こんなもんだったか?とさほど不思議に思わずルアーをキャスト。

俺は金曜の晩に仕入れておいたワームを試すことに。
ジャッカルのフリックシェイク4.8だ。
金の粒粒が入っている、この微妙な粒粒の光でバスを誘うのだろう。

さて、ノーシンカーでワームを投げてみたが・・どうアクションを入れればいいんだ?
タダ巻きか・・・軽くシェイクを入れてみるか・・色々試してみる。

当然ながら魚気と言えば鯉くらいなもんで果たして本当にブラックバスなどいるのだろうか?

またしても都市伝説でも追っているのかと不安になりながらもキャストを続ける。

しかし、どうも水かさが低い。
ルアーが根に引っかかるぞ・・。

茶柱君はダイソーミノーを根掛りで失ってしまった。

日はどんどん高くなり背中をジリジリと焦がしてくる。
完全に朝のチャンスタイムを物に出来なかったようで、ポイントを変える事に。

移動を楽にする為に振り出し式のパックロッドにしたのだ。
この利点は多いに活用せねばならん。

ポイントを吟味しながら移動しているが、うん。川に水量が無い。

水門回りなんて完全に水が枯れている。
1級のポイントが殆どダメダメじゃないか。

ここである事に気づく。
湘南で釣りしていた時には出かける前日に必ずチェックしていた潮見表。

調べて見るとまさに今干潮真っ只中。

しまった・・川の釣りだからと舐めていた。

今いる所は河口から約10kmとちょっとの場所。
この程度の距離では潮位はもろに影響する。

釣りしていない時は全然気にもしなかったが、あちらこちら干上がっており釣りになりそうにない。
気合で早起きしたのに実に迂闊であった・・!

魚が居たとしても水量のある所に移動してしまっているだろう。
このまま河口寄りまで追うかと思ったが、すっかりお天道様はお空高くに上っている。

ぬぅ、しくじったわい・・。
茶柱君に状況を説明し、退散する事にした。

しかたながないので近所の釣り具店にて情報収集

午後が暇になるので、港北みなもにあるタックルベリーで
中古ルアーを物色していると、すぐ隣で店員さんがお客さんにバス釣りを語っている。

丁度タイムリーな話だと聞き耳を立てていると、「川バス」という単語がちらりほらり。
話の内容は川に生息するバス、言わば「川バス」と呼ばれる物と湖にいるバスは習性が違うぞという話。

湖で鉄板だった攻め方やルアーは川では通用しなくなる事も多く、
川バスには川バスのメソッドという物があるのだと。

なるほど、ふむふむ、良い事を聞かせてもらったわい。

我々が狙っているのは「川バス」という事になるわけだ。
早速家に帰りインターネッツで「川バス」に関する文献を漁って見る事に。

川にいるバスは流れの中にいるからちょっと引きが強いぜって事と。
どうもノーシンカーのワームを川の流れに乗せて漂わせる方法がかなり効くという情報を入手出来た。

得た情報はすぐ実践!いざ川バス攻略

では、早速実践だ。
翌日の日曜日。

今度はしっかり潮を確認。
満潮へ向かう上潮時である夕方からの釣行となった。

ついでに「茶柱君」を誘ってみると来よった来よった。
主もだいぶハマって来たようじゃの?

まだまだ暑いので酸素量が豊富にある流れ込み周辺へ。
よかった、ポイントは空いている。

水の流れを確認し、ポイントをずらしながらワームを流していく。
特に誘いのアクションも入れず、出過ぎたラインスラッグを取る程度に留める。

投げる事数投。
ダメかなーと軽くリールを巻くと何やら重い。

おや?竿先にラインが絡んだか?
と思ったが異常無し。

竿を軽く煽りながらさらにリールを巻くとググググっという重い手応え。

ぬほ!掛りよったわ!!

バラスのはゴメンだ。
PE0.8号を巻いて来ているので少々強引に引き寄せる。
久しぶりの魚の引きだ。

購入したばかりのパックロッド”TRGR A-605L"もさぞ嬉しかろう!
足元まで寄せた魚体を見ると間違いない、追い求めていたブラックバスだ!

このまま抜きあげても良かったのだが、いかんせん穂先の軟いトラウトロッドなので折りたくない。
こんな事もあろうかと常に背中に背負ったこの玉網を・・いつ使うのか!

「今でしょー!」

フレックスアーム2を装着した玉網は実にコンパクトだ。
素早くランディング形態に変形し、伸びろ如意棒の如く水面にネットが突き刺さる。

へとへとのバス君を無事に捕獲し、回収完了!

鶴見川のブラックバス
おおぉお・・正真正銘ブラックバスである。
都市伝説ではなったようだっ!

サイズは残念ながら30センチ程度とベイビーちゃんだったが、狙って取った貴重な一本である事は変わりない。
これほどの感動は無い。
この瞬間を求めて我々は釣りに出るのだ。

鶴見川のブラックバス

さて、嬉しかったのだが嬉しさ80%という所だ。
今回浮き彫りになったのがやはり「ライン」である。

前回の記事で自分のメインラインはPEだという事を書いた。

今回も当然ながらPEラインで釣りをしていたのだが、川にワームを流すというこの狙い方だが、当然水面でラインをたるませて流しているわけだから、まったくもって当たりが解らなかったのだ。

たまたま大口開けて食らいついたバスにフッキングしただけであって、下手すれば逃していたかもしれない。

もしナイロンラインを使っていたら当たりを感知しこちらから合わせに行けたかもしれない。

そう思うと獲った感は80%である。
同じ状況でナイロンを使ってみたいな・・。

今回のお手軽タックルはこちら。


アルファタックル(alpha tackle) ロッド TRGR TIP・TOP S606UL
上記amzonリンクは現行のロッドです。
僕のは旧製品。
中々良いロッドだね。
しっかり仕事してくれました。
タフに使えるこの一本。
しばらくこの自転車釣行でメインを張ってくれそうだ。


昌栄 フレックスアーム Ver II
※上記amazonの商品ページになります。
始めての玉網と"フレックスアームVerⅡ"の使い心地も素晴らしい。
ライトなロッドでもこいつを持っているだけで物凄い安心感だ。
不意な魚が獲れないなんて事もないだろう。
ついリールや竿の購入に目が行きがちだけど今回の件で大切が身に染みた。


ジャッカル フリックシェイクシリーズ
※上記amazonの商品ページになります。
始めて使ったバス用ワーム、
ジャッカル フリックシェイク
水質に近い色を選んだのがビンゴだったようだ。


まぁ、なんだ。
私の中で夏の鶴見川には間違いなくバスが居る事を証明した。

また生のブラックバスを目にしたのもそういえば初めてだ。
雑誌やTVの中だけで見てただけだもんなぁ・・。

確実に居る事が分かれば俄然やる気が出てくるって物よ。

夏は始まったばかりだ。

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