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渓流ルアー

神奈川県中津川支流の唐沢川を釣行~さらに上流へ~

2014年5月3日 釣行記

週末の楽しみ、夜明け前のヤビツ峠である。
塩水橋は夜明け前から五台程の車。
先週放流もあった事だし、皆気合い入っている。

我々は前回やりそびれた、唐沢川の続きを行うべく、唐沢林道をひたすら歩き続けていた。

唐沢川、黒岩と呼ばれるポイントから入渓を考えているわけだが、そこに辿りつくには林道を1時間は歩かなくてはならないらしい。

釣りポイントまで歩く事1時間。

1番乗りで林道へ突入したわけだが程なくして後ろから自転車持参の釣り人が現れる。
話しを聞くと上流は小唐沢橋辺りから入渓し、上流をやりたいとの事。

当然自転車の速度にもかなうはずもないし、我々は前回の唐沢川戦の続きを考えている。
これは応じない理由はない。

このような釣り人同士、釣行計画を話しあい、入る沢を決める事を「沢割り」と言うようだ。

チェック
疑問
渓流ルアーを始める前に知っておきたい入渓ルールと「沢割り」

僕にとって渓流でのルアーフィッシングは昔からのあこがれでしたが、始めるまでには随分と時間がかかってしまいました。 始めようと調べてみても解決しない疑問が多すぎて躊躇していたというわけです。 「あぁ、川 ...

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風のように走り去った自転車はあっという間に見えなくなってしまう。
う、羨ましい、、、。

まだまだ朝一体力は満タン。
歩き始めて1時間程した頃、目指す黒岩を指し示す案内板が現れた。

内容を読んでみると、林道は崩壊してるんで回り道せよとの事。
良くわからんが我々は林道ではなく川に用があるのだ、進め!と足を踏み出したが数秒せぬうちに滑落。

そのまま、沢まで落ちていく。
うん、軽はずみな行動は控えるべきだ、場所が場所なら今のは確実に死んでいた。。。

たしかに林道崩壊に嘘偽りはないようで道そのものが存在しない。
この名前のわからない沢を下るべく奮闘したが次から次へと現れる小型堰堤も三つ目にして下る術が見つからない状態。

手詰まり状態で考えてこむが、ふと茶柱君を見ると一匹のヒルと戦っている。
数はまだ少ないようだがどうやらこの丹沢の悪魔は徐々に目覚めているようだ…。

ここは意を決して林道方向のザレを登り脱出を試みた。
なんとか脱出には成功したが、これは運が良かっただけだ、下手すれば進む事も戻ることも出来なくなる所であった。

たどりついた美しい沢に大感動

気を取り直し、林道をしばらく進み、安全に降りれる所から入渓成功。
先ほどの苦労はなんだったのだろうか。

唐沢川

実に良い雰囲気の沢だ。
始めるまでに大分時間がかかったが、無事にスタート出来て良かった。

選択ルアーは豪勢にDコンタクト。
贅沢な話しですよ、これは(笑)

Dコンタクト

改めて渓流のキャストは難しい物だ。
キャスティングの基本は低弾道を意識する、これを出来るようになってようやく素人の域を脱していると言えるんじゃないかと思う。

大体どんな攻略本や映像も低弾道のキャストをいかにして放つかと言う所を解説している。
実際に弾道の低いキャスティングが出来ないと渓流ではお話しにならないのは身を持って体感した。

釣れない釣りを伊達に三年間続けていない。いまさら低弾道のキャストなど自然を身についており、フリップ、サークルキャストと言った物が手品に見えるレベルはとうに過ぎている。

狙った高度で極力ブレのない軌道でキャスティングする事が渓流でもっとも求められるキャスティングであった。

キャスト位置からブレない、つまりは低弾道って事であるとも言えるが、、

足場が悪いのは言うまでもないが、釣り上がるという特性上、自分の目線くらいの位置を狙う事が多々あった。
そんな状態でも頭上には木がある事が多いし、ポイントは5m以内というケースも多い。

速い速度のキャストになるとサミングが非常に難しくなる。

以上を念頭に入れてピン撃ちを続ける。
これは上手くなりますよ。

しかもぶら下げてるのがDコンタクトとくればマジに成らざるを得ない。
キャストミスによるルアーロストは絶対に避けねばならぬ。

平成の若年リーマンの懐は寒い物なのだ。

と、いう事をブツブツ考えてながら釣りあがっていく。

途中堰堤が現れるが、ステップが付いているのは助かる。
ちょっと怖いけど(笑)

ついに姿を現した念願の1尾

程なくして、美味しそうなポイントが現れる。

唐沢川

落ち込みにルアーを入れてトゥイッチをかけながら誘えうと予想通りのチェイス有り。
ニヤリと笑みが漏れ頂いた!とロッドを煽ってみたが、残念無念のフックアウト。

トラブルを考えてバープレスシングルフックを使ってるので多少の影響はあるだろうが、合わせが早すぎたな、まだまだ未熟じゃて。

その後キャッチ出来たのは堰堤下であった。

唐沢川ヤマメ

一級と言われる堰堤下からは全然出なかったので期待してなかったのだが、出るもんだ、さすがDコンタクトって所なのか?
何が釣れる要因となったのか、それがハッキリ分かるようになれば1人前なんだがなぁ。

堰堤上に上がるとそこは物見沢出合いであった。
至る所に獣の糞が散らばっており、随分奥まで来たんだなと実感する。

沢の分岐点ってなんかドキドキする。

左か、右か、日常生活の中にこのような道の選択って案外無いし、道路で二股の道を選択した所で、大抵は横の道で繋がっている事が多いので面白くない。

しかしこの二択は明らかに違うそれぞれのダンジョンの入り口だ。

物見沢、気になっていた沢だ。
決めた、いざ物見沢!!

物見沢

と、意気込んで進んだのだが、楽しかったのは序盤だけ、とにかく険しい。
大岩がゴロゴロゴロゴロ登場し、まともにルアーが撃てる所も少なく、進むに物凄い体力を要する。

挙句の果てにスズメバチにエンカウントし、すっかり戦意喪失。
これはまた今度じっくりやろうという事で物見沢出合いに戻り、唐沢川を予定通り釣り上がる事にした。

この時点で時刻は11時を回ったと言った所。
堰堤超えにやたら時間を要しているな、地図を見ても全然進んでいない。

今日の終点、小唐沢橋に着いたのが12時過ぎ。
ここにはまだかなりの雪が残っており、最後の小唐沢橋下の堰堤には入れなかった。

このまま林道沿いに物見沢終点でも見てみようかと思ったが次の機会にする。

帰りの体力を考えていなかった・・。

林道沿いに来た道を引き返す。
帰りの体力を全くもって考えていなかった、ウェーダーを着ている動き辛さもあるが基本体力が足りていない。

途中、唐沢川キャンプ場から釣りあがって来た釣り人に会う。
聞けば、我々より遥かに過酷な釣り上がりをして来たと言うのに足取りは軽い。
凄いスピードで見えなくなってしまった。

我々は結局ゲートまで2時間かかって辿り着いた。
もう足が動かない。

山歩きに慣れるまでは唐沢川はこりごりだ、、更なる上流はもっと修行してからだな。


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渓流での扱いはかならずハイギアにしないと流れに負けてしまいます。

現在の主流は【1000SHG】のようですね。
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