2014年6月7日 釣行記
すっかり梅雨入りしてしまった2014年。
一度大雨が降れば川は荒れ、流れ出る河口付近もコーヒーミルクみたいになってしまう。
そんな中でも隙を見て釣りに出かけるアングラーは多いかと思うが、どうにもこうにも週末プレイヤーの私は足が重くなってしまう時期だ。
梅雨開けまで家庭サービスの為休業としポイントを稼ぐのが得策かもしれん。
今月は1週目の6月7日(土)梅雨入り前、鮎解禁前最終釣行となった。
前回の釣行同様、まだ見ぬエリアの開拓という事で、狙いのフィールドは早戸川エリアに行ってみる事にした。
神奈川県1の人気を誇ると聞いたがどんな物だろうか?
アクセスも容易な事から近県のアングラーも多く訪れるらしい。
早戸川、入渓ポイントはどこだ?
漁協の監視も強化されているエリアのようで、
管理釣り場であるリヴァスポット早戸を過ぎた先のゲートをくぐるとすぐに、
漁協の方が車を止めて釣り券チェックをしている。
リヴァスポット早戸か・・。
茶柱君の釣りデビューとなったフィールドだったなぁ。
今回はその上のネイティブフィールドを狙うってんだから我々も進歩したもんだ。
しかし初めての場所となると、まず心配なのが車を止めるポイントと、入渓ポイントである。
ネット等である程度調べてから来るんだが、文字や写真の情報と実際に車で走るのでは、
毎度大違いである。
ゆっくり車を走らせながら吟味して行きたいんだが・・・。
どうも後続車はそれを許してくれそうにない。
停まりたくても止まれないこのプレッシャー。
先を譲れば、入れる場所に一つ入れなくなるかもしれん。
などと考えた所であてがあるわけでもない。
車幅の広い所で先を譲る事にした。
あぁ、物凄いプレッシャーで随分上まで登ってきてしまった。
しかし、途中車が止めれそうな場所には車車車だらけ。
おいおい、まだ夜が明けたばかりだというのに凄いなここは。
結局車で行ける最終ポイント「魚止め橋」まで来てしまった。
ここにはまだ車は停まっておらず、やれやれ、やっと外に出て背伸びが出来る。
途中、車から降りてお話しさせてもらったフライマンは、ちょうどこの橋の堰堤まで釣り上がると言っていた。
魚止め橋上の堰堤に入っているアングラーはまだいない感じか。
今日は足場の良い渓流釣りと行きたかったんだがなぁ、またしても山岳渓流みたいな釣りになるのか(笑)
状況は渋いの一言・・・
林道を歩きながらなんとか入渓出来る場所を発見し釣り開始。
初めての場所は水深や障害物の沈み木が何処にあるのか分からない事もあり、
最近はスプーンで初めて様子を見る事にしている。
値段の高いヘビーシンキングミノーをロストすると痛いからなぁ・・。
今日の車の量を見る限りでは毎週凄い人数の釣り人が入っているのだろうと想像出来る。
魚は間違いなくスレていると考えられるが、どうやって攻略するか。
とかっこつけた所で手があるわけではない。
魚次第だろうという事で、目に見えるストラクチャーを淡々を撃っていく事だけに集中した。
落ち込みから少し開けた所繋がるラインにルアーを通す、
最近の私のHITパターンなんだが、こういう所に警戒心の薄い弱い魚がいるもんだ(笑)
結果として魚はたしかに居た、ルアーめがけて突然魚がチェイスしてくるのは何度見ても興奮だ。
しかし、追いも喰いも浅い、距離が足りないままチェイス終了といった事が2回も・・。
うーん、ここんとこバラシ、間に合わないって事が多すぎて魚が獲れてない。
数少ないHITの瞬間を逃すのは悔しい物だのぉ・・。
そんなこんなで「伝道」と呼ばれる場所に到着。
ここから先へは淵が深すぎて泳ぐ覚悟が無いと先へは進めそうにない、
岩も大きすぎる、よじ登れるような物ではないな・・・。
伝道から早戸大滝までの登山道を上りながら途中下りれる所を探さねばならないようだ。
案内坂を見ると、早戸大滝までの道は険しく危険個所も多いぞ。と書かれている。
さて、どんなもんかと思い軽くトライしてみるが、
いやはやとんでもない。
道なんかどれが道なのか分けわからない、コンパスでもないと迷子になりそうだ。
しかもチェストハイウェーダーを着て攻略出来るコースではないなこれは。
途中釣り上がってきた分があるから体力も足りないな。
以上、総合的に判断し・・・撤収っっ!!
まさに渓流の中の「都会」
ひぃひぃ言いながら伝道まで戻り、そこから魚止め橋まで、またこれひぃひぃ言いながら戻る。
車が見えてほっと一息。
さて、まだ昼にも程遠い時間。
ちょっくらリヴァスポット早戸上から入ってみようかなと戻ってみるが、
いや、凄い。
物凄い短い間隔で餌、フライ、ルアーと様々なジャンルのアングラーが入っている。
もはや釣り上がり先行なんてルールはこの川には無いのだろう。
ただただ空いているポイントに入っては出て入っては出て。
早戸川は渓流銀座と聞いたもんだが、まさにそれだ。
まったく入れるポイントを見つけられないままリヴァスポット早戸上流の堰堤へ。
結局一番下のポイントから入るしかないんだなと、なんとか入渓。
この先に何人いるか分からない。
確実に魚は釣れないだろうと思っていたのだが、沈み石の脇をDコンタクトでかすめた時にデカいあたり。
ぬ!ここの魚はデカそうだ・・・上流域のちまこい奴とは引きが違・・嗚呼ぁぁぁーー!
バレマシタ。またしてもバレマシタ。
やれやれ、と前を見るともう前方には餌師の姿。
ルアーとは釣り上がりのスピードが違うからあっという間に追いついてしまった。
待った所で進む気配はない。
川沿いの車道をとぼとぼ歩く釣り師の姿は追いついてしまった人を抜いているのだろう。
恐らく夜明け前からスタンバイし、1番で入ればなんとかなるような渓ではないようだ。
それをやったとて、少し上のポイントから次々人が入っていくので、下から入って堰堤まで釣り上がるなんてレベルではない。
平日なら少しは状況は違うのかもしれないが、
正直な所、私のような週末アングラーが手を出せる所ではないように感じた。
いよいよ梅雨が始まる。
梅雨が明けた頃は鮎も解禁しており、また状況は変わって来るかもしれない。
さて、次はどこで冒険しようか?