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釣りテク考察

ベイトリールのアキュラシーキャストってどうなってるの?

 

アキュラシーキャスト

photo by ZPI

低空の弾道で狙ったポイント正確無比なキャストを決めるピッチング、
オーバーハングの下をルアーを滑らせるように送り込むスキッピング。。
あれってどうなってるんだろう?という事で考察してみたい。
事の発端は先月くらいから本屋に並び始めたアングリングファンとルアーマガジンの別冊である、
渓流特集を購入した事にある。

読んだかたは、こいつまんまとメーカーの戦略に嵌められたんだな?とニヤリと笑う所だろう。

まぁ、両雑誌共に渓流ベイトフィネスという新しい釣りを提案していたわけだ。
そういえば釣りを本格的に初めて4年近くたとうという所、まだスピニングリールにしか触った事が無かった。

かと言ってベイトリールを使用して重量級の魚を狙う釣りをしていたわけではなかったので、
ベイトの必要性を感じていなかったのだが、あのリールから繰り出されるトリッキーなアキュラシーキャストには物凄く興味を抱いていた。

ってなわけで、この一カ月は初めてのベイトタックルの修行に明け暮れていた。というわけだ。
広い海を中心としたソルトルアー中心の釣りをしていた湘南時代には使いどころはなかったのだが、
出来るにこした事は無い。
それに最近はめっぽう鶴見川のバス釣りに嵌っている身としてはベイトの一つや二つ使えてもよかろうという事で購入したタックル一式が、

アブガルシアrevoLT

アブガルシア Revo LT RH
メジャークラフト ゴーエモーション652UL/BF

という、バリバリのベイトフィネスタックルだ。
なんでも近年のベイトリールの進化に伴い、5g前後の軽量ルアーをベイトでも扱えるようになったという事で、
これならばブラックバスから河口のセイゴゲーム、メッキゲームにも使えるんじゃないか・・という事でこの世界に飛び込んでみた、というわけだ。

私のベイトフィネス元年である。
やはりこのブログでは圧倒的な初心者であるがゆえの目線でこれらの評価をしていく事だろう。

1990年代のバスブームから始めている人にとってはベイトとはなんたるか、という所で熟知しているのだろうが、
私のようなソルトルアーブームから入っている若年アングラーも今は多く、
スピニングしか知らない人は私を含めかなり多いはず。

ベイトリールとベイトフィネスリールを一緒にするな、というベテランの声も聞こえてきそうだが、
高性能ベイトリールから入る私にとっては同じ、同じ、これはベイトリールだ(笑)

やはり、私のような物が気になるのは、あのアキュラシーキャストはどうなってるんだ?
という事だろう。
スピニングでは出来ないのか?と疑問に思い、スピニングでスキッピングやカーブキャストに挑戦した者も多いだろう。

私もその口だ。

漁港

漁港でメッキなんかやってると、ああ、あの桟橋の下にルアーを入れたいのに、
あの船のロープの下に。。なんて思いながら低空弾道に挑戦したはいいが、結局弾道が山なりになり、
ロスト・・なんて、あるあるでしょ?あるよね?うん、あるはずだ。

そう、以外にも上手くいかない、なんとなく頭の中でベイトリールを想像して、
Youtubeなんかの動画と照らし合わせるとベイトなら出来るんだ!なんて思ったりして。
なんでスピニングでやってる動画が無いのー?とかね(笑)

これは自分でベイトを手に入れてようやく納得出来た。
調べてもあまり明確な答えが書いてないのだから自分でやってみるのが一番。

1カ月触った程度で結論を出すのもどうかとは思うが、結論から言えば、
ベイトで出来る事はスピニングでも出来る、という所だ。

もう少し深く言うと、
ベイトリールは"入り難く、極め易い。"
スピニングリールは"入り易く、極め難い。"

という事が解って来た。
ベイトには必ずといっていいほど初心者に待ちうける最初の難関にバックラッシュがある。
スピニングにはバックラッシュが無いのでどのような力加減で投げても大きなトラブルになる事は無い。

まず投げれる事、こういう意味でスピニングは初心者にお勧め出来るわけだ。
まずはオーバーヘッド、慣れて来たらサイド、バックハンドキャストといった物を覚えていく。
狙いのポイントに落とす為にサミング(フェザリング)もマスターしていくわけだ。

さて、ここまでやっていくとスピニングでこれ以上の精度やテクニックが急に伸びなくなってくる。
ここから先が凄く難しい。

まずはサミング、スプール一回転中の一部にブレーキをかけるスピニングでは正確なブレーキをかけるのは至難の業だ。

ルアーがどの程度飛んでいるのか、加減を見ながらかなり手前からサミングしはじめる。
反面ベイトは回転するスプールに直接ブレーキをかけていくのでどんな位置でもピタっと正確に止める事が出来る。

これはルアーの飛んでいく速度の調整やラインの張りを調整するという事でも同じだ。

ベイトリールから繰り出される水面スレスレの低空弾道のキャストで考えてみよう。
あれはサミングブレーキとロッドワークで下に突っ込もうとする力を軽減させる事で可能にしているキャストだ。

つまりベイトであればラインを張った状態に出来る為、適当な力加減でサミングしながらルアーの浮き上がりを抑え、
ロッドを上に上げていけば水面スレスレにいるルアーを持ちあげるような形で高度を調整出来る。

これがベイトの低空ピッチングだ。

スキッピングも同じ、ベイトのスキッピングはやたらと距離が出る。
上と同じで水面に潜る手前でルアーを引っ張りあげて補助しているという所がポイントだ。

これらのキャストをスピニングで行うには非常にシビアなサミングが必要になってくる。
ロッドとスプールまで距離があり、重心も不安定だ、キャストリリースとブレーキを人差し指一本で行うには相当な修行が必要になる。

スキップそのものはバックラッシュしない分、スピニングに歩があるが、上記のブレーキワークを考えるとベイトの方が楽に行える。

そう考えるとある程度スピニングで修業した後は一旦ベイトリールへ行ったほうがキャストは上達すると考えれるのだ。
ベイトである程度理屈を得てから再度スピニングに戻る事でさらに高度なスピニングリールでのキャストテクニックを習得出来ると感じだ。

これには目から鱗といった感じで、今回思いつきでベイトを導入した事が思わぬ収穫となった。

さぁ、キャストが楽しくなるのはここからだぞ!


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