コンパスと地図の使い方後編です。
前回は、地図上に「磁北線」を引く方法を紹介しました。
後編となる今回は、いよいよ地図とコンパスを使って、目的地の方向を知る方法を紹介します。
これが実践出来れば、どんな土地に来ても安心です。
地図とコンパスはアナログながら最強のナビゲーションツールになるでしょう!
コンパスは「迷う前に使う」が基本!
前回の記事→外遊びの基本!コンパスと地図の使い方。~磁北線の引き方~
道に迷った時にコンパスと地図を取り出して・・・というシーンを想像しがちですが、このコンパスの使い方はかなり上級編です。(クロスベアリング法)
基本は、出発地点から目標への進行方向を、チェックポイント毎にコンパスを使用して調べる方法となります。
それでは例を挙げながら使用方法を見てみましょう。
今回もSILVA(シルバ)コンパス No3 RANGER(レンジャー)を使用して解説していきます。
地図上のA地点からB地点の方角(進行方向)を調べる
現在、写真地図のA地点に立っているものと考えて下さい。
目的地のB地点へ向かいたいのですが、進むべき方角が定かではありません。
操作:1
B地点へ向かう為の進行方向を調べるには、写真のようにA地点からB地点を結ぶ形でコンパスのベース長辺を地図上に置きます。
この時、地図の向きは意識しなくて構いません。
コンパスの向きですが、必ず行きたい方向にベースの矢印を向けた形で地図上に置きます。
操作:2
コンパスを地図に置いた状態で、先に引いた「磁北線」とリング内の矢印、赤い線が平行になる位置までリングを回します。
この時、リングの向き上下に注意して下さい。必ず地図上の北側にリングの矢印が向くようにして下さい。
これでセット完了です。もう地図は使いません。地図をしまってコンパスを胸の高さで水平に構えましょう。
操作:3
水平にコンパスを構えたまま、リング内の矢印と磁針(赤い方)が重なるように体を回転しましょう。目を回して転ばないように(笑)
重なりましたか?
これで操作は完了です!
B地点の方角はベースの矢印が指している方角になります。
いかがでしょうか。
操作は3ステップ。簡単に使えますね!
チェックポイント毎に使用していくと迷いません。
スタートからゴールまでの進行方向を一気に調べた所で、大抵直進では進めません。
これは、途中の休憩所や、分岐点、橋や像等のシンボルといったチェックポイントからチェックポイントまでの方向を測りながらゴールを目指すように使っていくと良いでしょう。
今回紹介したコンパスの使用方法は全てではありません。
基本をマスターすれば、他にも様々な使い方、テクニックという物が存在します。
ただがコンパス、されどコンパス!あなどれません!
ハイキング、登山、旅行を楽しまれる方は是非使い方を覚えておくと便利ですね。
今回使用したSILVA(シルバ)コンパス No3 RANGER(レンジャー)は下記ショップから購入可能です。是非チェックしてみて下さい。
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