コンパス(円を描くあれじゃないですよ。)は方角を知る為の道具です。
アウトドア遊びを始めたばかりの初心者であれば、何となく持っていれば便利なのかな?
程度の道具だと思います。
値段も比較的安価な事もあり、余った予算でつい衝動買いされてしまう事が多いのもこのコンパスだったりします。
しかし、このコンパス。
小物だと思って適当に選ぶと後で後悔する事になりますよ!
買って良いコンパスと買ってはいけないコンパスがあるの??
秋の紅葉シーズンを迎えると、決まってコンパスコーナーに衝動買いの後が見られます。(笑)
どんなコンパスが売れているのかな、と見てみると、
「あちゃ~・・それ買っちゃったのか・・・」という、始めに持つ1つとしてはお世辞にもお勧め出来ないコンパスを買ってしまっている人が以外と多いようです。
「え?安いコンパスだとすぐに狂うとか、そういう話?」
ではありません。
勿体ぶっても仕方ないので見てみましょう。
ベースのついていないコンパス
まず、アウトドアで遊ぶ目的で”買うべきではない”コンパスはこのタイプです。
いかがでしょう?
見た感じ、木の温もりがお洒落なコンパスです。
このコンパスを①のコンパスとしましょう。
このコンパスの何がダメなのでしょうか?
次のコンパスを見てみれば、なんとなく解ると思います。
ベースのついているコンパス
さて、どうでしょう?
こちらのコンパスを②のコンパスとしましょう。
このコンパスには「ベース」と呼ばれる定規のような物がついていますね!
たしかに見かけから「こちらのコンパスのほうがきっと凄いのだろう・・!」というのは解ると思います。
「色々細かく測れそうだけど、なんか面倒くさそう・・どうせ方角を知るという事は一緒なんだから、値段も安くお洒落な①のコンパスを買おう!」
初心者の方が感じる率直な感想は、こんな感じでしょうか?
これがまず落とし穴です。
コンパスの使い方は、難しい事もめんどくさい事もありません。
①と②のコンパスでは用途が全然違うのです。
コンパスで実際に出来る事ってなんだろう?
コンパスは2タイプ存在していると考えて下さい。
①のベースがついていないコンパス。
このコンパスは単純に方角を計る為だけのコンパスだと思ってくれれば良いと思います。
用途は、例えば家の風水や恵方巻きに使用したり、アウトドアでは天体観測等でしょうか。
「その場を動かずに方角を計り何かを調査する。」
このような用途であれば、このタイプのコンパスがシンプルで使いやすいでしょう。
②のベースがついているコンパス。
このコンパスは移動のナビゲーションとして使用するコンパスです。
今いる地点から、目的地までの方角を性格に指し示し、コンパスを手に移動を開始する。
イメージとしては「ラピュタを指し示す飛行石」(解り辛いですか?笑)です。
「え!?コンパスって北を赤い針が指すだけのものじゃないの!?」
と思われた方は是非このコンパスの使い方を学んでみて下さい!
”北を指す機能”はメインではありません。
どの方角であっても狙ったポイントを正確に指す事が出来るのが②のコンパスなのです。冒険の道具として持つのであれば間違いなく②でなくてはなりません。
選ぶタイプは解った、でも沢山ある種類からどれを選べばよいのだろう??
ベース付きコンパスを選ぶ際は以下に注目して選べば間違いないです。
- 方位度数が振られたリングが回転する事。
- リング内に縦線または矢印がひかれている事。
- 対応温度の幅が広い。(氷点下でもしっかり使える事)
※1と2に関してはベース付きコンパスを買えばどのモデルでもほぼ大丈夫だと思いますが念の為に確認はしましょう。
※3に関してはたまに0度以下の環境下で使えないモデルがありますので、温度表記はしっかり見ておきましょう。
今使い方が分からなくても構いません!衝動買いはちょっと待って!です。
後悔しない為にも初めて選ぶべきは絶対に後者のベースがついたコンパスだと僕は思います。
とりあず買っておこうという考えている人は、ベース付きのコンパスを買っておきましょう!
今回例にあげたシルバの『コンパス レンジャー』はこちらのショップから確認できます。
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