これからアウトドア遊びを本格的にやろうと思うと欲しくなってくるのが便利なアウトドア用のリュックです。
アウトドアショップに行けば色とりどりのカッコいいリュックが所狭しと並んでいます。
「餅は餅屋」ということわざがあるように、アウトドアで遊ぶにはやはりアウトドア用のリュックを持つのが無難だという事は分かると思うのですが、選ぶ際ついつい機能面に目が行きがちだと思います。
アウトドアでのリュック選びは機能も大事ですが、その前にまず確認しなければならない大事な事があるのです。
色々あるけど実績のあるメーカー品であれば、機能面はほぼ問題無し
アウトドアのリュックサックの呼び方として、「バックパック」「ザック」という言葉が良く使われますが、ここでは「リュック」として統一してしまいます。
さて、初めてのリュック選びだと、つい機能面に目が行きがちなのですが、これは正直な所経験を積んでいかない限り、
「何が自分にとってベストなのか?」というのは分かりません。
逆に実績のあるメーカーのアイテムを購入すれば、初心者が求める機能、性能はほぼ網羅されていると言ってよいでしょう。
いくつか人気のあるメーカーを挙げてみましょう。
- Coleman (コールマン)
- THE NORTH FACE ザ (ノース フェース)
- deuter (ドイター)
- Gravis (グラビス)
- karrimor (カリマー)
- GREGORY (グレゴリー)
どれもアウトドアショップで良く見かけますね。
名前を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。
人気ブランドを挙げ出すときりがないので好みになってきますが、どのメーカーのリュックも素晴らしい性能を持っている事だけはハッキリと言えます。
そうなるとすれば、初心者のリュック選びは自分のテンションが上がるデザインだったり機能だったりといった所でも良いのではないかと僕は思うのです。
大事なのはサイズ選び、これは後戻りできません
リュック選びで一番に考えなければならない事はサイズ選びです。
自分のスタイルに合わせた容量、体に合わせた大きさを選ぶ事、これが何よりも大事な事です。
どんだけ高価な物、機能が優れている、デザインがカッコよくてもパッキングしてスカスカであったり、そもそも入らない、体にフィットしないでは今後使い続けるのは難しいです。
アウトドアのリュックに「大は小を兼ねる」という言葉はありません。
容量選びの目安とは?
アウトドア用のリュックはリットル表記で大きさ(容量)を現しています。
牛乳1リットルならなんとなく想像できるのですが、45リットルのリュックと言われても、自分にとってそれが適切な容量であるかなんて想像が出来ませんね。
さて、一般的な登山を目安に容量の目安を見ていきましょう。
- 日帰り登山、ハイキング:20リットル前後
- 日帰り登山に釣りや、クッキング等の遊びを加える:25~30リットル
- 山小屋等の宿泊施設で一泊:30~40リットル
- テント泊:45リットル
- 縦走:60リットル以上
どうでしょう、自分のスタイルに当てはまる容量がイメージできました?
僕の渓流釣りに当てはめるのであれば30リットルがベストでしょうか。
日帰りで山登りを楽しみながら釣りと山コーヒーを楽しむスタイルです。
荷重をバランス良く体で支える
リュックの荷重を支えるのは「肩」「背中」「腰」です。
ストリートでリュックをラフに「肩」だけで背負うのは違います。
常に動き回る事を考えるとリュックは「体の一部」となっている事が大事です。
背負った時に荷重バランスが崩れる隙間が発生している、中で荷物が動き回ってしまい、荷重が安定しないといった事が起きていると、体力の消耗が激しくなります。
バランスの良いリュックのサイズは背中の長さを基準に
リュックには「トルソー」と呼ばれるサイズ表記があります。
※無いメーカーもあります。
トルソーとは背中の長さを指しており、
バランスが良いリュックのサイズとはウェストベルトの位置と腰骨の位置あっている事が最適とされています。
リュックのトルソーが背中の長さより小さくなるとリュックの重心が高くなり、逆に長くなってくると重心は下がってきます。
ウェストベルトの無いモデルもありますので、これを意識しながら背負い比べてみる事をお薦めします。
最近では男性用、女性用と分けているメーカーもありますが、基本的に容量とトルソーを意識しながら選べば性別用に左右される事なくベストなリュックを見つけられるでしょう。
最後に、複数のリュックをピックアップして機能にこだわろう!
大事な事は店頭で実際に背負う事です。
しっかりとしたお店であれば、背負う際に重りを入れてくれたりとより実践に近い環境で試す事が出来ます。
靴選びのコーナーにはスロープ等も用意されているお店も多いと思いますので、背負った状態で傾斜を登ってみるなどしてみて下さい。
いくつかのメーカーやモデルで遊びのスタイルと体にもっとも合う物を見つけてから、欲しい機能で選ぶべき1つを決めましょう。
適切なサイズを手に入れる事が出来れば、今後別の物を手に入れたとしても無駄になる事はありません。
末永く相棒として活躍してくれるでしょう!