2011年11月26日 釣行記
微妙なテンションで私の日曜日は終えようとしている。
今週末の釣行にはゲストがついた。
私の長い長い友人「りんちゃ」である。
ネットで友人となり早10年以上、こんだけ続くのも珍しい。
どんなに時間が空いても変わらない感じで会える。
実に素晴らしい事である。
さて、そんなりんちゃからメールが来たのが木曜の晩。
このブログを見て釣りに行きたいとの事・・。
なんという事だ・・こんだけ坊主が続くこの私と釣りに行こうとは・・!
チャレンジャーだぜ!よっしゃ絶対釣ったる!
と、仕事の合間にこそこそ打ち合わせし、集まったのが11月26日AM4:00
凄まじい気合の入り様である。
さすがに今回はかみさんも晩飯に期待していた。
まだまだ外は暗い。
大磯港に付いたのが4時半、朝飯を食いながら駐車場の開店を待つ。
AM5:00、大磯港開店である!
スタートダッシュ!!
俺の脳内には何故か軍艦マーチが流れていた(笑)
焦る必要も無く一番乗り、普段取る事が出来ない釣り座を確保した!
夜明け前究極の朝まず目。
魚も表層に浮いているのが見える。
ここまで超順調、期待大!
今回はのんびり釣りをする事がコンセプトだったのでルアーフィッシングではなく
サビキ、浮き釣りで魚GETをする事にした。
すっかり夜も明けたAM7:00・・。
釣れません・・・。
なんという餌釣りのむつかしさ。。。
かみさんすらなんか凄い人に思えてくる。
針数は多いしやたら糸絡みを起こすし動かないもんだから死ぬほど寒いし・・。
二人ともこのままでは凍死する・・。
我々と同時に隣で初めていた浮き釣りのおじさんはメジナを次から次へと釣って行きます。
これでも今日は釣れなくて参ると話していた・・。
もうレベルが違い過ぎておじさんの感覚がさっぱり分からん・・。
魚はいるが俺たちの針にはかかってこない。
りんちゃ・・すまぬ・・。(笑)
そんな思いで竿先を見ていたらりんちゃの古い竿にブルブルと当たりが・・。
「おお!りんちゃかかっているぞ!!」
二人でワイワイと引き上げたそこにはなんと!まぁ!
伝説の大衆魚。アジ様の姿が!!!
「おおぉぉおぉぉ!!」と二人歓声。
正真正銘アジである。
ええ、カメラを引いてみます。
そこだよ。写真の上の方、ほら、ちっちぇ~小判アジが見えるだろ~(笑)
食うにしてもあまりにも寂しすぎるアジだった。
しかしながらアジは回遊魚。一匹しかいないって事はない。
群れで来ているはずだ!
ちょっと希望をもった俺達だったが・・・。
後にも先にもこのアジのみで終わってしまった。
俺にいたってはノーカウント。いつもの坊主です。
りんちゃは最後にもう一匹小判アジが来たが上げる途中にバラシてGAMEOVER
隣のおじさんはメジナを6匹は手に入れている。
「あのおじさんは俺達に足りない何かを持っているね。」
りんちゃがつぶやいた。
たしかに。
それは経験か技術か知識か・・はたまた全てか・・。
条件は全く一緒だった。
いや場所的には俺たちのほうが勝っていた。
腹も減ったし気力も無くなったので帰る事に。
去り際に俺達のいたポイントで、
おじさんが20センチ以上のメジナをポーンとあげたのを俺達は見逃さなかった・・・。
まぁ、魚は釣れなかったが久しぶりにりんちゃに会えたし、
何よりも人と遊ぶ事自体久しぶり過ぎたので実に俺的には楽しかった!大満足である。
りんちゃよ・・すまんかったなぁ。
次はルアーでももって真鶴にでも行こうぜ。
そんな釣行となったが無収穫では終わらせない。
確実に経験として得る物があった。
冬の早朝というステージがどんな所か!という事である。
気温はむしろ太陽が登る前のほうが暖かい。
太陽が上り始めると同時に凄まじい程冷え込んで来る。
モモヒキもヒートテックも貫通する冷気、足先まで深々と冷えて来る。
これを一度経験しておけば次はどんな装備をすれば良いのかわかるという物。
りんちゃのおかげでまた一つレベルUPしたというわけだ。